古代ローマの遺跡「コロッセオ」をイベント会場として使用する構想が話題となっているようです。
配信元：毎日新聞「ローマのコロッセオ：「ディズニーランド化」論争」
記事によると、ローマ第三大学人文科学部（Università di Roma tre: Dipartimento di Studi Umanistici）のダニエーレ・マナコルダ（Daniele Manacorda）考古学教授がに学会誌上で本構想を提唱、ダリオ・フランチェスキーニ（Dario Franceschini）文化相がTwitter上で賛同したのが発端だそう。具体的には、現在地面がむき出しとなっているアリーナ（闘技場）の床部分を復元し、そこで各種イベントやショーなどを上演、当時猛獣や舞台装置が収納されていた地下部分を博物館とするとのこと。
ローマの象徴ともいえるコロッセオを娯楽の場にすることへの懸念は当然ありますが、遺跡の維持には多額の費用が掛かるのもまた事実です。ヴェローナのアリーナ活用の例もありますので、互いに意見を戦わせて最善策を見つけ出してほしいものです。