日本人旅行者、ドゥオーモに落書きで罰金

恥ずべき事件が発生しました。イギリス最古のタブロイド紙デイリー・メールの報道によると、日本人旅行者がフィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria del Fiore)で落書きをし、罰金を課されたとのことです。
配信元:The Daily MailJapanese tourist charged by police in Italy after using make-up pencil to write name on 15th century dome at Florence Cathedral

今回罰金刑となった旅行者は、アイライナーを使用して自分の名前と日付を書いたそうですが、幸い痕跡が残るようなものではなかったようです。イタリアでの日本人落書き事件というと、2008年に大学生がやらかしたのが記憶に新しいですが、その時被害にあったのもやはりサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂でした。

フィレンツェのドゥオーモといえば、ルネッサンス期を代表する建築家フィリッポ・ブルネッレスキ(Filippo Brunelleschi)設計の教会堂。街のシンボルであり、世界遺産フィレンツェ歴史地区の一角を成す重要な建築物です。建物を貶めるような落書き自体もれっきとした犯罪ですが、その国の、またその街の顔に泥を塗るような行為は言語道断です。

また、今回の報道でも分かるように、このような愚かな行為が「日本人旅行者」の評判に影響を及ぼします。「旅の恥はかき捨て」といいますが、それは何もやりたい放題やっていいということではありません。日本人代表として節度ある行動をとってもらいたいものです。